婚活は合コンと結婚相談所のどちらがいいの?両者のメリットとデメリットを考える

婚活をしている人から「合コンで真剣に結婚相手を探している」と聞いたことがあります。実際、何組かの夫婦に話しを聞けば「最初の出会いは合コンだった」というカップルもめずらしくありません。むしろ結婚相談所の紹介で出会ったというカップルに出会う確率のほうが低いと思います。「結婚相談所の婚活より合コンは有利なの?」という疑問から、合コンと結婚相談所のメリットとデメリットをくらべてどちらが婚活に有利なのか紹介していきます。

合コンで婚活するメリットとデメリット

合コンで婚活するメリット

合コンでは集まってくるメンバー全員がまったく初対面の相手ということはありません。相手側とこちら側に知り合い同士が必ずいるので、婚活パーティーや街コンなどと違って場の雰囲気が堅苦しくなりこともありません。初対面の参加者同士は最初のうちはぎこちないかも知れませんが、時間が経つにつれてリラックスした雰囲気になってきます。

異性と1対1で向き合う必要がないのも気軽に参加できる理由です。相手側、こちら側という関係からグループ全体に一体感ができあがると、臆することなくその場にいる誰とでも話しやすい雰囲気になってきます。結婚相談所が主催する婚活パーティーにくらべて参加する人数が少ないため、集まる場所の規模が小さいのも相手との距離を縮めるのには適しています。

相手グループとの距離も近づくことで会話のしやすい雰囲気がつくりやすくなります。男性と女性の参加人数も片寄ることが少ないので、ひとりぼっちになって居場所がない状況にはなりにくいといえます。

このように、出会いを求めて合コンに参加すると異性とも仲良くなりやすく、友だちの友だちで当日が初対面だったとしても、気が合えば急速に距離が縮まることも少なくありません。この出会いのチャンスを生かすことができれば、結婚相手を探すことも不可能ではありません。

合コンで婚活するデメリット

婚活の場として合コンを考えてみるといくつかのデメリットがあげられます。こちらが本気で結婚相手を探そうと参加しても、相手にはその気持ちがまったくないかも知れません。じつは恋人がいるのにあたまかず合わせのために参加している場合だってあるのです。

気になる相手がいたとしても、複数が同時に同じ相手を気に入ってしまったらどうしますか。気に入った相手に人気が集中すると、まわりに気をつかって会話することもむずかしくなってしまいます。消極的な性格で自分から意思表示ができないと気に入った相手が現れても、自分に振り向いてはくれる確率は限りなく低いです。

また、気に入った相手と連絡先を交換した場合でも、より親密な関係になるためには時間がかかります。相手の気持ちとこちらの気持ちに温度差があれば、その差を縮めなくてはなりません。合コンで婚活をする場合は、少しの勇気と根気が必要なのです。

結婚相談所で婚活するメリットとデメリット

結婚相談所で婚活するメリット

ここでは仲人型とデータマッチング型の結婚相談所についてメリット、デメリットを紹介していきます。仲人型はというのは専属の担当者がついて、相手探しから成婚までの親身になってサポートしてくれる相談所です。データマッチング型は会員の情報から相手探しを自分でおこない、気に入った相手が見つかってから相談所のスタッフが相手に関係を構築するために働いてくれる相談所です。

結婚相談所を利用して婚活をする最大のメリットは、登録している方は真剣に結婚を考えている相手だということです。結婚相談所に入会するには身元や、年収や家族構成、独身であることを証明する書類の提出が必要ですので、素性の知れない遊び半分の相手と出会う心配がありません。

仲人型の相談所で婚活は、専属の担当者が本人の要望を聞きながら最善の方法を選ぶ努力をしてくれます。疑問に思ったことや悩み事があればいつでも相談することができるのでとても心強い存在です。消極的な性格の方でも、担当者が励ましによって前向きな気持ちで相手探しができるようになります。

データマッチング型の場合は、仲人型のようなバックアップ体制はありませんが、相談所のスタッフに相談することや必要な場合はカウンセリングを受けることもできるのです。データマッチング型はじっくり1人で相手探しがしたい方に向いているサービスです。

仲人型とデータマッチング型ともにあてはまる結婚相談所で婚活をおこなうメリットの最後は、好みのタイプではない相手から申し込まれたときでも、自分で断らなくてもいいことです。その逆の場合も、相手から直接断られて落ち込むこともありません。すべて、相談所の担当者が間に入って処理をしてくれるのです。

結婚相談所で婚活するデメリット

真っ先に思いつくデメリットは高額な費用がかかることでしょう。とくに仲人型の場合は会員のサポート体制が手厚いため、その分費用もかかります。1年間利用した場合は30万円~50万円程度の費用がかかります。仲人型にくらべてサポートが少ないデータマッチング型でも、年間で10万円~30万円程度の費用がかかります。

そして自分が気に入って選んだ相手と、必ずお見合いできるとは限らないことです。自分の条件や好みに合った相手が見つかっても、先方から断られてしまったら、お見合いを成立させるのはむずかしいでしょう。望みがあるとすれば、仲人型の場合に担当者が時間をかけて仲を取り持ってくれることも考えられますが時間がかかることでしょう。

最後に、これは会員と相談所の契約内容によりますが紹介者の人数制限がある場合は、ひと月の紹介者数を超えた場合、追加料金を払って紹介人数を増やすか、翌月まで待つしかありません。これから結婚相談所選びをする方は、最初の相談で確認しておきましょう。

合コンと結婚相談所、結婚への近道はどっち?

合コンと結婚相談所をくらべますと、結婚までの道のりが近いのは結婚相談所です。合コンも理想の相手と出会うことができるとは思いますが、結婚相談所にくらべると時間をつかってじっくりと2人の距離を縮めなくてはなりません。

じっくり時間をつかって距離が縮まっても、結婚というゴールを迎えることができる保証もないのです。そして、万が一途中で別れることになってしまったら、出会ったとき以上に精神的なダメージを受けて立ち直りに時間がかかるのです。

若い世代で恋愛の失敗など恐れず、たっぷり時間をつかって、恋の駆け引きを楽しみながら相手との距離を縮めていくことを望むのならば合コンも「あり」だと思います。しかし時間をかけずにパートナーを探したい場合は結婚相談所を利用するのが近道です。

結婚相談所のサービスを利用する場合、なるべく費用をおさえてパートナー探しをおこないたい場合は、データマッチング型の婚活サービスがあります。しかし、年配の方や自分で相手探しをする自信がない方、コミュニケーションが苦手な方には、専任の担当者がすべてにおいて協力してくれる仲人型の婚活サービスが結婚への近道でしょう。

まとめ

婚活、結婚相手選びという観点から合コンと結婚相談所のメリット、デメリットを比較してきました。成婚までの時間の比較と、結婚目的の相手と出会うことができるということで婚活には結婚相談所の利用が最強でした。結婚前提にお付き合いする相手を探している方々が会員になっているのですから当然の結果だといえます。

ただ、20代の方は合コンで相手探しをするのも楽しいと思います。もし恋愛で失敗しても若さがあればやり直しがきくのですから。臆病にならずに積極的な姿勢で合コンに挑み、多くの出会いを経験するのは素晴らしいことです。