結婚相談所の入会審査は簡単には通らない!審査で拒否されるケース

入会審査

結婚相談所に登録して婚活する場合は、相談所が定めた入会審査を通過しなければなりません。入会に必要な書類の提出と入会希望者と面談をしていくつかの確認がおこなわれるのが一般的な審査方法で、手続き自体は簡単です。しかし、婚活情報の掲示板でも「入会を断られてしまいました」という書き込みを時々目にします。ではいったい、どのような場合に断られてしまうのでしょうか?今回は、結婚相談所の入会方法と断られてしまう理由について調べてみました。

結婚相談所の入会では何を審査されるのか?

相談所によって入会審査の基準に違いはありますが、一般的な確認事項としてご紹介します。

●本人の確認

入会希望者の名前、住所、生年月日が確認できる書類。
(運転免許証、健康保険証、年金手帳、住民票、パスポートなど)

●定職に就いていることと、収入の確認

職業と収入が証明できる書類を提出します。
(健康保険証、源泉徴収票、給与証明書など、自営業の場合は確定申告書の写しなどを提出します)

●学歴の確認

最終学歴が証明できる書類を提出します。
(卒業証書、卒業名簿、卒業証明書など)

●独身確認

公的に発行された証明書を提出します。
(結婚情報サービス・結婚相談業者提出用証明書、戸籍謄本、戸籍抄本など)

●健康状態の確認

入会時に健康診断書の提出を義務づけている結婚相談所は確認できませんでしたが、面談時に健康状態や病歴などについて質問されるようです。

●結婚の意思を確認

入会希望者本人に結婚の意思があるか確認します。本人に結婚の意思がないのに親が強引に入会させるケースに多いです。

●希望する条件

本人の希望条件を確認します。結婚相手に求める条件が現実的なものか、また相手探しが可能か見極めるためです。

●本人の人柄

社会人としての常識を備えているか、マナーやルールを守れる人柄なのかを見極めるためです。

提出書類が多くて面倒に感じますが、確認事項がすべてクリアしていない人は、人柄やルックスがどんなに素晴らしくても紹介することはできません。会員の立場になって考えれば、このような煩雑な手続きをすべてクリアしている方だけが会員なのですから、安心しんしてパートナーを選ぶことができるのです。

入会を拒否されるのはどんなとき?

必要書類をすべて提出しても入会が拒否されることがあります。入会希望者は結婚相談所にとって、売り上げに直結するありがたいお客様です。しかし、相談所は入会資格に一定の基準を設けてサービスの質を維持しているのです。では、どのようなときに入会を拒否されるのか、理由を見ていきましょう。

●収入

サラリーマンで毎月決まった収入があっても、結婚相談所の基準に合ってないと断られる理由になります。

●定職に就いていても不安定な収入

自営業やフリーランスで活動している場合、一定以上の収入があることが証明されれば一般的には問題なく入会できます。ただし、サラリーマンと同等かそれ以上の年収があっても、月によって収入が不安定な場合、相談所によっては入会を拒否される場合があります。

●希望条件が合わない

結婚相手に望む条件が合わないと入会を拒否される場合があります。相手に求める理想が現実離れしているケースや、希望する相手の年齢があまりにもかけ離れている場合など、結婚の可能性は低くなってしまします。年齢のほかに、希望する相手の年収や身長なども同様です。

●健康状態

健康状態に問題があると拒否されてしまう理由となります。心身ともに健康でなければ結婚生活に支障が出る場合があります。結婚相談所ごとに判断基準がありますので一概には言えませんが、精神状態が安定しない心の病気などは、入会を断わられる可能性が高くなってしまいます。

●人柄

面談では人柄も審査されるとお伝えしましたが、入会申込者に自覚がなくても相談所の担当者が入会が適当でないと判断すれば断られます。

入会が拒否されたとしても理由によっては他の結婚相談所に入会することは可能です。他の結婚相談所に申し込んで入会できたケースもありますので複数の業者に問い合わせてみるとよいでしょう。

●真剣さ

結婚相談所に登録する際は、様々な提出書類や面談などが必要です。面倒に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、このような手続きを踏んでいるのは、結婚相談所が結婚を真剣に考えていて、身元がしっかりした方に登録していただきたいと考えているからです。

また、結婚相談所に登録するにはある程度の費用が必要です。そのため、わざわざ高額なお金を払ってまで遊び半分で登録する人はほとんどいないはずですし、たとえそのような気持ちで登録しようとしても、結婚相談所の相談員はプロですから、すぐに見抜かれてしまうはずです。

遊び半分で登録しても時間とお金が無駄になるばかりでなく、お相手の方にも失礼です。本気で結婚する気があるかどうかはとても重要だと言えます。

入会審査の際にやってはいけないこんなこと

結婚相談所の申込時にやってはいけないことは虚偽の告知です。デジタル機器が進歩しているので書類の偽造もかんたんにできてしまいます。男性は年収が低いことや学歴にコンプレックスを感じてしまうようです。

源泉徴収票や卒業証明書を書き換えて年収や学歴を偽ってパートナーと出会っても、いつか必ずバレてしまいます。こんなことをして出会っても結局は破談になって、そのあとは裁判沙汰になるというのが落ちですから。

私文書も公文書も偽造は犯罪です。「ちょっとくらい数字を書き換えてもいいかな」などと考えずに、ありのままの自分で堂々と婚活をすることが幸せにつながる近道なのです。

また、入会審査の面談でも注意する点があります。まずは身なりに気をつかいましょう。相談所の担当者は初対面のあなたのことをよく知りません。だらしない服装で出かけていけば、あなたもだらしなく映ってしまうのです。女性の場合も、あまり派手すぎる格好では印象がよくありません。入会審査の面談の時は、万人受けする無難な服装で出かけることをおすすめします。

高級な服装で着飾る必要はありません。清潔感のある自分の体型に合った服装を心がけてください。何を着てよいかわからない場合は、雑誌などで自分と同年代のモデルの服装を参考に選ぶのもおすすめします。ファッションに詳しい方が身近にいれば相談するか、ショップの店員さんに相談してみるのもいいでしょう。

そして、服装以上に大切なことは姿勢です。自分の姿を鏡に映して不健康な印象に見えないか普段からチェックすることを習慣にしましょう。

選ぶなら入会審査の厳しい結婚相談所がベター

婚活を始めるのなら安心できる結婚相談所を選びたいですね。安心できる結婚相談所の条件は、入会審査が厳しいところだといえます。入会時に提出する必要書類が多くて自分のときは面倒だと思いますが、会員の質を維持するためには欠かせないプロセスなのです。

面倒な手続きが必要なければ、どんな人でも入会できてしまうということです。そんなチェックの甘い結婚相談所は、詐欺をはたらこうと考える者ならかんたんに入り込んでしまいます。結婚相手を探すということは、結婚相談所に自分の人生を預けるのというわけですから、煩雑で厳格な入会審査をおこなっている結婚相談所を選ぶようにしましょう。

そして、入会金や会費が平均的な相場とくらべてあまりにも安いところも避けるようにしましょう。相談所に登録する会員の質を維持するためにはそれなりに予算がかかります。会費が安いということはどこかでコストを削減しなくてはなりません。質の維持にかける予算にも影響していると考えるのが自然なことではないでしょうか。

まとめ

結婚相談所に入会するためには煩雑で面倒な審査があることがわかりました。しかし、煩雑な手続きではあっても難しい事ではありませんでした。必要な書類を揃えるのは面倒に感じますが、安心して利用するためには必要不可欠な手続きです。

そして、結婚相談所の入会条件がクリアできず入会を拒否された場合でも悲観することはないのです。入会基準は、結婚相談所によってちがうのでたったひとつの結婚相談所に断られたからといってすべての相談所に断られるということではないのです。自分にあった相談所を選び直して婚活をスタートさせましょう。