「親婚」は成功するのか?どこに相談すればいいの?

もう子供も30過ぎてそろそろ結婚してもよい歳。せめて彼女や彼氏くらいはいてほしいものの、そんな様子もなく。とてもセンシティブな内容なので誰かこの問題のプロに相談したい親御さんもいるかと思います。「親婚」をご存じですか?知らなかった方、あるいは知っていたけれど、相談する機会がなくて、世間的にどうなのか不安な方、どこに話を聞きに行ったらいいのかお悩みの方、こちらのページでご紹介します。

「親婚」ってどういうものなの?

婚活は本人がその気にならなければ何事も進展しないとお悩みの親御さん、現代の婚活の一つの形態に「親婚」があるのをご存じですか?

具体的にはお子さんの代理人となって、結婚相手を探す親御さん同士がお子様のために代理人となって結婚相手をみつけることです。「親婚」には2種類あり、結婚相談所を利用するタイプと、親御さん同士が代理人となって直接交流会を通してパートナーを探す方式などです。

どちらのタイプもご利用前に気軽にカウンセリング相談をしてシステムの説明を受けることができます。

親が代わりに婚活ってどうなの?

親が代わりに婚活する「親婚」ってお子さんたちは実際のところどう思っているのでしょうか?価値観の多様性が認められている現代では、個人の自由を迫害された気がして、親のやさしさも逆に疎ましく思うお子さんもいるというお話も聞きます。迷惑半分、ありがたい気持ち半分といった意見が大多数のようです。

しかしながら、何かしら成婚へつながるきっかけがないと、ご縁はつかめないものです。実際に親活に相談したことがきっかけで成婚した利用者の大多数は、最初は疎ましく思われていたようですが、親が連れてきたご縁のおかげでそれまでのことが嘘のようにとんとん拍子に結婚できたので感謝しているというお話は多いのです。

世間的には大人になってまで親の世話になるなんて情けないと思われるかもとしり込みしている若者も多いかもしれません。しかし、ほんの数十年前の日本の風習として、親が決めた人や近所の「仲人」が世話して連れてきた人と結婚するのが当たり前だったのです。そして連れてきた相手を拒否する余地も与えられなかったことを思えば、「親婚」なら親が一緒になって相手を選んでくれる、親身に話を聞いてアドバイスしてくれるプロもいて、なおかつ息子さん娘さん自身お相手を選ぶ権利があると考えるといいことづくしではないでしょうか?

「親婚」に参加するにはどうすればいい?

一般的な結婚相談所や結婚支援団体のお見合いまでの流れとして、はじめにシステムを理解してもらうためにカウンセリングを行い、納得したうえで、親御さん同士が実際に交流会を通して、ご自分のお子さんのアピールをしてから、ご意向が合えばお見合いを取り付けるシステムになっているところが多いです。

申し込みの仕方は、まず最寄りの結婚相談所を見つけて、カウンセリングの予約を取り付けます。システムに納得したら、利用料金を支払いし、日時の合う親婚パーティーへお子さんのプロフィールと写真とともに会場へ赴いたら、スタートです。

「親婚」に掛かる費用は?

親婚にかかる費用は、利用前のカウンセリングは基本無料で、実際のパーティの利用の相場はおひとりにつき、1万円から2万円内が主流のようです。

パーティ参加前の説明会や無料カウンセリングで、結婚相談所のシステムと料金に納得したうえで利用が可能です。費用が多くかかるのが気になる方はご両親のうちのおひとりが代表して婚活をすると、費用を少なくすることができます。

まとめ

親婚についての前知識はばっちり!早速相談所へGO!という行動力と勢いももちろん大切ですが、早くとせがむ前にまず落ち着いて実際に結婚するのはあなたではなくあなたの娘さん、息子さんであることをご留意の上、お子さんの気持ちを一番大切にして婚活をすれば、結婚相談所をはじめとした親婚に関わる皆さまがきっとハッピーに過ごせるのではないでしょうか。

どんな形であれ、結婚をすればいつかはお互いの両親同士が顔を合わせる機会があるものです。そんな時に不愛想な態度をとられると不信感につながりますよね。もちろん結婚相談所のスタッフに対する印象も重要です。パーティ会場でも、親の態度が結婚相手を選ぶ評価基準になることを心得ておくと、良い印象を与えることができて、より良いご縁が早く見つかるきっかけになるのではないでしょうか?