デートの前に知っておきたい結婚相談所で出会った相手への断り方

結婚相談所で知り合う方とのデートでは、あらかじめお互いのプロフィールをある程度の情報が把握できることもあり、感情移入してしまったり、変に気を遣ってしまったりとデートの断り方に困ってしまうこともありますよね。しかし、相手に嫌な思いをさせることのないように、断り方を覚えておくのも大人が嗜んでおくべきマナーです。困ったときに使いたい断り文句や上手なお断りの仕方について、見ていきたいと思います。

上手な断り文句はおさえておきたい大人のマナー

結婚相談所からの紹介を受けてデートをする際には、一般的な出会いとは違い、事前情報となるプロフィールから受ける印象が第一印象、初めてのデートで対面する印象が第二印象となってしまうこともあるかと思います。第一印象では乗り気でなくても、実際に会ってみたら素敵な人だったということも多いと思いますが、逆に実際に会ってみることでプロフィールとは違うなという印象を受けてしまい、ちょっとした仕草などが生理的にだめかもしれないなどと感じてしまうこともあるかもしれません。また、最初はよい雰囲気で何回かデートをしてみたものの、結婚を真剣に考える相手ではないなと感じてしまうことなどもあるのではないでしょうか。

たとえどのような理由があったとしても、相手を傷つけるような断り方はひとりの人間としてあまり喜ばしくないことですし、誠意のない断り方をしてしまうと罪悪感に苛まれることもあります。また最悪の場合、トラブルにつながってしまうことも考えられますので、誠意を持ってきちんとお断りをするのが結婚相談所を利用するメンバーとしてはもちろん、1人の大人としての最低限のマナーとなります。次のデートや約束などを断る時には、マナーとなる基本を押さえておくことで大人としてのスマートな対応をすることが可能になるはずです。

相手を傷つけないスマートな断り方とは?

もし、相手を傷つけたくないという思いは誰にでもあるものです。今までの交際相手との経験がある方もいらっしゃるかもしれませんが、断り方として一番ショックが大きくなってしまうのは、やはり前触れのない突然のお断りです。デートを約束する際に「次回ちょっとお話があります」などとお断りを匂わせることなどで、相手にも心の準備をしてもらうことのできる時間を作っておくと、感じる罪悪感も少なく伝えることができるでしょう。また、よりスマートな断り方としては、じんわりと断るためにぴったりのタイミングを見計らうことも大切ですし、相手に不用意に精神的な負担をかけてしまわないように人前を避けるなど、TPOを意識してお断りをすることも大切です。

最近は、メールやテキストメッセージでのお断りも一般化してきていますので、メールや電話での断り方が失礼にあたるというわけではありませんが、相手を傷つけずにスマートに断るには、やはり直接会って正直な気持ちを打ち明けてお断りすることが一番よいことと言えます。相手の年代などによっては、断り方とシチュエーションを考えてみるなどの配慮が必要になることもあるでしょう。

合わないと感じる人へのデートの断り方

初めてのデートや数回目のデートで、何となく「この人とは合わないかもしれない」と感じることもあるかと思います。もしかしたら、お互いが何となく違和感を覚えている場合もあるかもしれませんし、反対に相手は合うなと肯定的に感じているということも中にはあるかもしれません。結婚を前提に考える異性関係においては、何となくもフィーリングも大切な判断基準のひとつとなりますので、時には「相手に悪いから」などとずるずるとお断りを先延ばしにしてしまうのではなく、次の相手との出会いのためにもきっぱりと断る決意を固めることが必要になることもあります。

ふとした瞬間に「合わない」と感じる理由にも、性格が合わない、価値観が合わない、会話が合わない、理想とする結婚相手として合わないなど、いろいろなものがあると思います。どのような理由であっても、合わないと感じる場合の断り方として大切なのは、いつまでも先延ばしにせずに長くても1ヶ月~3ヵ月程度で断ること。そして、大切なのはデートやお見合いの断りなどの「結論」だけではなく、きちんと相手の気持ちを考えた「理由」までしっかりと伝えることです。その場合、自分が思う相手の欠点などを指摘してしまうことのないよう、感情のコントロールや言葉の選び方に気をつけるよう心がけましょう。面と向かって言い辛い場合はメールで、文字では上手く伝え切れない可能性のある場合は口頭でなど、今までのデートから見えた相手の人柄などを考慮しながら、できるだけ丁寧な言葉で伝えることを心がけましょう。また、利用している結婚相談所によっては、お断りにも仲介システムがある場合もありますので、そういったものを活用してみることもおすすめです。きちんとした「理由」を一緒に伝えることで、お互いに次のパートナー探しに役立てることもできるはずです。

時には正直に伝えることも大切

確かに大人のマナーとして、デートの断り方や謝り方など基本と言えるポイントはあると思います。しかし、どんなに対人関係に自信がある方でも、器用な立ち回りを得意とする方でも「完璧」な断り方を身につけることは難しいことでもありますし、お互いに「完璧」と思える断り方がないことも多いにあります。また、自分が内気だなと感じている方や口下手と言われたことのある方などは、普段から自分の思っていることを上手に言葉で伝えることができなかったり、それゆえにフラストレーションを抱えてしまったりということもあるかもしれません。

上手に伝えることができないと感じる時やつい感情的になってしまうといった時にこそ思い出していただきたいのは、正直に自分の言葉を使い、まっすぐに伝えることに意味があるということ。不器用でも誠意を持って伝えようとする気持ちは必ず相手に伝わるはずです。例えば、その時は上手にお断りができなくても、後で「もっと相応しい言い方があったな」、「大人気なかったな」などと感じることなどがあれば、相手にメールを一通送ってみるなど相手を思いやる心から生まれる小さなコミュニケーションを大切にしてみてもよいのではないでしょうか。

結婚相談所を介した出会い以外でも恋愛で培う経験は、しあわせな結婚に役立つだけでなく人生の糧となってくれます。是非結婚相談所を上手に活用していろいろな方と知り合い、一緒にいるだけで自分がしあわせを実感することのできるような素敵なパートナーを見つけていただければと思います。

まとめ

大人のマナーとして知っておきたい断り方の基本についてご紹介させていただきました。しかし、デートや異性関係においては、言葉では上手に説明しにくい、何となくの印象やフィーリングによる違和感などもあるため、スマートな断り方ができない場面もあるかもしれません。そんな時こそ思い出していただきたいのは、対人関係において本当に大切なのは相手のことを考え、コミュニケーションを取ろうとする真摯な気持ちだということです。素敵な出会いがたくさん待っている結婚相談所の出会いを無駄にしないよう、ひとつひとつの経験から自分に本当に合うなと思えるパートナーとの出会いに活かしていただければと思います。