登録する前に知っておきたい結婚相談所のサービスのチェックポイントは?

最近では女性も管理職を任されて忙しく働く人も多くなり、効率よく結婚相手を見つけたいという思いから、結婚相談所を利用する人が増えています。一般に結婚相談所では、登録している会員の中から自分の希望に合う相手とのマッチングを行い、お見合いやパーティーなどを通して関係を作っていきますがサービス内容や費用は、結婚相談所により異なります。

どのような相手と出会いたいかによっても登録すべき相談所は変わります。入会を検討するなら、サービス内容など具体的にどんな点をチェックするべきかを知っておきましょう。

活動内容

結婚相談所では登録会員から、自分の希望する条件に合う相手を探すことができます。婚活アプリやSNSのマッチングサービスなどと大きく異なるのは、身元のはっきりした相手から結婚相手を見つけられ、また前向きに結婚を考えて婚活をしている相手を見つけられるという点です。

結婚相談所では相手とのマッチングに始まり、気に入った相手とのお見合いやお見合いパーティーを通じて、交際に発展する相手を探すことが主な活動内容です。

多くの相談所では、登録会員情報から自分の希望条件に合う相手をマッチングします。住んでいる場所や年収、最終学歴などの他、趣味や家族構成など幅広い条件から絞ることができ、顔写真も確認できるので事前に自分の求める相手をじっくり探せます。

そのため結婚相談所では、自分のプロフィールを作成し登録することから始まります。喫煙、非喫煙、結婚歴、親との同居の可否などの踏み込んだ項目もありますが、相手はこのプロフィールを見てお見合い等の申し込みをするので、詳細な項目まできちんと公開することが重要です。

それと同時に、自分の魅力を過少評価することなくきちんと伝えられるようにすることも大切です。多くの相談所ではこうして作成したプロフィールを元に相手を選び、会ってみたい相手が見つかればお見合いを申込みます。

結婚相談所ではカウンセラーによる相談も受けられ、自分に合う相手選びのサポートをしてもらえる他、お見合いの日時などの段取り、お見合いや交際の可否の返事なども、カウンセラーやアドバイザーを通じて行います。

多くは基本的には自分が主体となって活動し、不安な点はアドバイザーに随時相談をするシステムの相談所が多い中、専任のアドバイザーが付き、相手選びからデートプランの提案までをサポートしてくれる仲人型と呼ばれるサービスを展開するところもあります。

また年収や職業など、ワンランク上の相手と結婚したい方向けに、ドクターやパイロットなどに特化したコースやプランを設けているところもあります。他にもシングルマザーのための入会プランやシニア向けの婚活サポートサービスを行っているところもあるので、自分がどんな相手と将来一緒にいたいのか、またどんな婚活をしたいかによって選ぶことが大切です。

活動ルール

結婚相談所で婚活をするに当たっては、それぞれの相談所において活動ルールがあります。会員同士がお互い気持ちよく婚活を続けるためにもルールが必要で、結婚相談所連盟に加盟している相談所では、統一のルール内で活動することになります。

例えば結婚相談所を利用する際には、自分の身元をきちんと明らかにした上で活動する必要があります。入会時に作成するプロフィールをもとにお見合いの申し込みなどがされるため、自分のプロフィールに変更があった場合は速やかに届け、変更手続きをします。また当然、お見合いや交際などを経て知った相手の経歴や連絡先などを、第三者などへ公開したり漏えいしたりすることも厳禁です。

まずお見合いを申し込んだ場合は、自分から撤回することは禁物です。また相手からお見合いOKの返事がもらえれば、当然お見合いをしなければなりません。そのためお見合いを申し込む際は、本当に会ってみたい相手かどうかを慎重に考えてから申し込む必要があります。

お見合いの席でのお互いの連絡先交換は禁止となっている場合がほとんどです。お見合い後に交際に進む決断をした場合に連絡先交換をします。お見合いキャンセルや、交際決定後に一度も会うことなく交際中止をすることもルール違反となり、違約金の対象になります。

交際期間は通常3ヶ月に設定されていて、この期間内に交際を中止するか成婚へとステージを進めるかを決めます。成婚を決める前の外泊や旅行などはトラブル回避のためにも禁止されます。

いずれもお互いに不愉快な思いをしないため、またスムーズに活動をするためのルールです。相手へのお見合いの可否や交際の可否などは、すべてカウンセラーを通じて行い、本人同士で可否を伝え合うことはNGとなっています。

サポート体制

結婚相談所を利用する醍醐味は、恋愛に奥手でもプロのカウンセラーのサポートを受けられる点です。なかなか人には聞けないこともカウンセラーに相談して、自信をもって婚活を進められます。

まず入会してすぐに作成するプロフィール作成時も、カウンセラーと一緒に内容を作っていきます。写真にもこだわって、自分の魅力を最大限伝えられるものにします。それと同時にどのように婚活をしたいかを相談し、活動内容を一緒に決めていきます。1人で婚活する場合にはなかなか計画を立てた上で活動することは難しいものですが、相談所ではいつまでにどんな相手と結婚したいかを明確にし、そこから逆算してどのようなペースでお見合いをするかなど、時期やステージに合わせてアドバイスをもらいます。

多くの結婚相談所では、お見合い日程の調整や返事の代行などの仲介だけでなく、多くのお見合い申込みを受けられるようにするための自己PR文の添削などもサポートしてもらえます。

また交際中にもファッションや会話の選び方、成婚につなげるための効果的なデート内容のアドバイス、さらには結婚観やプロポーズプランのアドバイスなど多岐に渡る手厚いサポートが受けられます。

これらのカウンセラーによるサポートは、結婚相談所によってもバラツキがあるのも事実です。またカウンセラーとの相性などもあるため、入会前にサポート内容を十分検討し、入会説明時の担当者がその後のサポートも担当してもらえるかなどを確認すると良いでしょう。

相談所、また入会プランによっては専任のカウンセラーがつき、入会から成婚して退会するまでずっと手厚くサポートしてくれる場合もあるので、自分の希望するサポート具合によって選びましょう。

交際の仕方

一般的な恋愛では男女が意気投合すれば、どのようなペースや順番で交際に発展するかは2人次第ですが、結婚相談所での交際にはルールがあります。トラブルを避けお互いが気持ちよく婚活を進めるためのルールなので、入会時にきちんと理解しておく必要があります。

お見合いを経て双方が交際を希望したら連絡先を交換します。一般的な交際とは少し違い、成婚につなげるための大切な期間で、お見合い日から3ヶ月間に設定される場合がほとんどです。

連絡先を交換したら男性側からできるだけ早くにファーストコールをし、女性側も不在着信があった場合は早めに折り返すなど、お互いへの気遣いを大切にしましょう。

またできるだけ初回のデート費用は男性側が負担し、女性側も次のお店やデート時には負担を申し出るなど謙虚な気持ちでデートを楽しみましょう。交際期間中は定期的にカウンセラーに相談や報告をします。通常3ヶ月の交際期間を延長し6ヶ月を経過した場合は、成婚とみなされるなどのルールがある場合がほとんどです。

交際を終了したい場合は、直接相手に伝えるのではなくカウンセラーを通して行います。直接伝えてしまうと無用なトラブルに発展するリスクもあるので注意が必要です。

料金

結婚相談所と言えば、高額な入会金や月会費というイメージありますが、それに見合うサポート体勢が充実し希望条件から相手を見つけられるのは大きなメリットです。

しかし相談所によっても費用は異なり、また選ぶプランにより初期費用が大きく変わることもあります。どのような婚活をしてどんな相手を見つけたいのかをはっきりさせて、費用とサポート内容を照らし合わせた上で選びましょう。基本的な料金システムは入会金または登録料などの初期費用や月会費が必要となり、その他にもお見合いをする際に必要になるお見合い料や、成婚した際にかかる成婚料などがかかります。

成婚料は数万円から十数万円と相談所やプランにより幅があります。また入会金も数万円から10万円程度と幅がありますが、入会金や月会費を抑える分、お見合いの度にお見合い料がかかる場合もあるので、十分に比較した上で入会を決めましょう。

多くの相談所ではいくつかのプランを用意していて、初期費用を抑え気軽に婚活できるプランや、費用はかかっても全ての婚活パーティーやイベントに無制限で参加できるプランなど、サービス内容やサポート体勢に幅を持たせています。

中には婚活のステージや仕事などのスケジュールに合わせ、お見合い申込み人数によって、月会費を変えられるプランなど、自分に合わせて柔軟に対応できるプランがある相談所もあるので、希望する活動計画に合わせて探してみましょう。

まとめ

結婚相談所は選び方や選ぶプランによって、サービス内容や費用に大きな違いがあります。婚活に割ける時間や、結婚したい時期などを加味し、自分に合ったプランや相談所を選ばないと、仕事のスケジュールや転勤など思わぬ事情でうまく活動ができないということも起こります。

どの程度のサポートが欲しいのか、どこまでなら費用をかけられるかも考え、相談所やプランを十分に吟味するところから始めてみましょう。